幸 彦 2009 May-Jun.


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多度山 イワカガミ (H16.4.11)

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多度山 アセビ (H16.3.28)

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多度山ササユリ(H17.6.19)


   山行記録
 (詳細はプチッとクリック)


2009年(H21)の山歩き

猟師山(九重大分)H21.6.20


九重連山・大船山・H21.5.23


御池岳東ボタン・・・H21.4.29

鎌ヶ岳・・・・・・・・・・H21.4.26

藤原岳I・・・・・・・H21.4.18

鎌ヶ岳・馬の背・・・H21.4.12

藤原岳H・・・・・・・・H21.4.5

藤原岳・三筋滝・・・H21.3.29

藤原岳F 孫太・・・H21.3.21

御池岳・・・・・・・・・・H21.3.15

藤原岳E 坂本・・・H21.3.7

藤原岳D 孫太・・・H21.2.28

由布岳・・・・・・・・・・H21.2.22

藤原岳C・・・・・・・・H21.2.14


藤原岳B・・・・・・・・H21.2.11

藤原岳A・・・・・・・・H21.2.7

御在所岳・・・・・・・・H21.2.1

藤原岳・・・・・・・・・・H21.1.11

多度山・石津御嶽・H21.1.1


多度山々行
 6.13・・・10回<通算573回>

   ( 6/13 ササユリ )
   ( 3/1  河津桜、アセビ)
   ( 12/31 シキミ )


      幸彦 ダイジェスト版 (月をクリック)
//////////// 年度
2009年(H21)   1〜2月   3〜4月  
2008年(H20)   1〜2月   3〜4月  5〜6月  7 〜8月  9〜10月 11〜12月
2007年(H19)   1〜3月  4〜5月  6〜7月 8〜9月 10〜11月    12月
2006年(H18)  1〜3月  4〜6月  7〜9月 10〜12月
2005年(H17)  1〜3月  4〜6月  7〜9月 10〜12月
2004年(H16)  1〜6月  7〜12月


 ////// H21. 6. 20(土)、21(日)  曇時々晴 オーヤマレンゲを求めて 猟師山 //// 九重・大分 //// 
   
別ページで展示中 ↑ ここをクリック
 牧ノ戸峠−合頭山−猟師山−石楠花谷−牧ノ戸峠−沓掛山−扇ヶ鼻分岐−星生山−大曲登山口−コスモス荘(泊)
 コスモス荘−スガモリ越−三俣山(西峰) ガス・雨の為撤退(往復)
///
        三俣山   牧ノ戸峠              星生山       久住山(頂上が少し)  扇ヶ鼻

由布岳を望む   手前の山は三俣山
 九重山でオオヤマレンゲを見る事ができると知って九重連山の
猟師山へ。この花を目指して大勢の山人が・・・
 8:20発のバスで福岡から九重ICへ、乗る前に電話をしておくと
5分位の遅れでも乗り継ぎのバスが待っていてくれた。長者原
登山口へ、途中豊後中村駅から「夢大吊り橋」目当ての観光客が
乗り込んで来、ほぼ満員。
 10:46長者原登山口着、このバスがそのまま九重連山登山口の
牧ノ戸峠へ運んでくれるからありがたい。この峠も登山客の車で
溢れている。
 11:05牧ノ戸峠出発、猟師岳への登山口が分からずちょっと
焦ったが 熊本方面へやまなみハイウェイを下ると 左手に
駐車場があり その反対側に道標が立っていた。 やれやれと
馬酔木の樹林帯を抜けると 明るい草原状態の道が続く。
振り返ると三俣山はガスに覆われ見えなかったが星生山や
扇ヶ鼻の九重連山が鮮やかな緑を纏って きれいな姿が
目に飛び込んでくる。 後は草原の中を歩くだけ。
 馬酔木の明るく柔らかな木々が点在する草原の丘を越えると
合頭山、ここからは目の前に美しい姿の湧蓋山。大山蓮華の
猟師山は南方面に見える。
分岐点に引き返し、一路猟師山へ。シライトソウや薊、イブキトラノオ、タニウツギを見ながら12:10猟師山(1432m)。ここにも
大勢の山人が休憩中。この付近のミヤマキリシマは既に終わり錆色状態に。1週間早ければミヤマキリシマと大山蓮華を
同時に楽しめたかも。正面に5,6基の風車と湧蓋山を見ながら15分も下ると石楠花谷、ここを過ぎると林道に出る。
12:30、ここがオオヤマレンゲの自生地。団体さんのカメラの列、列・・・。 実を云うと小生はこの花とは初対面、純白の、
森の貴婦人そのものだ、感激至極。
 もっと見たかったが きょうの行程は欲張って星生山にまで足を延ばす予定。 12:50出発、引き返し猟師岳を過ぎ、
合頭山への分岐点で13:45 休憩。  デジカメの森の白雪姫を愛でながらビールで乾杯。この頃になると ガスで隠れていた
三俣山も姿を現し 天気も良くなってきた。腹ごしらえに薄皮小倉パンを食す。
 14:25牧ノ戸峠、大勢の山人が下山して来る中を登り始める。 ツクシドウダン、ベニドウダン、シロドウダンやコケモモ、
ミヤマキリシマを見ながらの歩き、陽射しは強いが適度に風も吹き 心地良い。 扇ヶ鼻もと思ったがやはり時間に余裕が
無い。星生山に直行だ。
16:30星生山(1762m)、ここで2度目の乾杯、三俣山、硫黄山、大船山、中岳、久住山を見ながらのビール、チューハイが
実に美味い。 長者原への最短ルートを居合わせたご夫婦に教えていただく。 ここからやまなみハイウェイの大曲登山口に
下りるルートだ。 17:05出発。 咲き残っているミヤマキリシマや雲海の上に由布岳を見ながらのコースも素晴らしい。
 ヤマボウシも真っ盛り、やまなみハイウェイを歩いてきょうの宿泊所 国民宿舎コスモス荘に18:50到着。 
夕食のメニューは馬刺しに豊後牛の陶板焼き、ビールが実に美味かった。勿論温泉も good !!
 翌日は朝5:45出発して三俣山に向かう。 6:55スガモリ越、久住山や大船山も見えてまたまたい山歩きになるぞと思った
直後にガスが出て来、あっという間にホワイトアウト。 7:25三俣山・西峰(1678m) ガスと霧雨の中 風に吹かれながら
天気の回復を待ったが徒労に終わる、寒くなり諦め下山。 9:30長者原登山口。 9:52発のバスで由布院へ。
200円也の温泉に浸かり、大分名物のとり天にビール。 




 ////// H21. 6. 14  (日)  曇後晴  初夏、緑濃くなった 鎌ヶ岳 ////// 鈴鹿中部 ////// 

 湯の山温泉バス停−(馬の背尾根)−白ハゲ−鎌尾根−岳峠−鎌ヶ岳−(三ツ口谷)−バス停
/////

コアジサイ

タツナミソウ

エゴ

鎌尾根を望む、手前のピンクの花はタニウツギ
 馬の背尾根の歩きは風も無く蒸し暑かったが、鎌尾根に出ると多少
風が出て来て涼しかった。
 バスを降りた山人は4,5人、狙いはそれぞれ違い散ってしまう。
 8:05三岳寺、この時期の花は端境期に当たるのか楽しく愛でる花は
少ない。道すがらホタルブクロやオオバギボウシが咲いていたくらい。
春先に可愛い花を咲かせたイワウチワやイワカガミのきらきらと輝く
明るい葉の絨毯路を登っていくとシライトソウやギンリョウソウ、
ツルアリドウシの小さな白い花が出迎えてくれた。シロヤシオは既に
終わり、若葉からの木漏れ日がまぶしい。
 流石にいま時分のこの尾根道を歩く山人は居ない、お陰で静かな
山歩きが出来ると云うものだ。ヤマツツジも終わり、ベニドウダンや
サラサドウダンの残滓が茶色くなって転がっている。惜しむらくは
風がもう少し吹いてくれると涼しいのだが、蒸し暑い山歩きとなった。
 10:00白ハゲ、この辺りにはタツナミソウや黄色い花のジシバリが
目立つ。 残念ながらここから眺望する伊勢湾や御在所は霞んで
遠望出来ず。ハライドや釈迦ヶ岳は見えない。
 10:30鎌尾根に取り付き、尾根に上がる、サラサドウダンや
ベニドウダンが満開だ。 風が幾分出て来て涼しい。 鎌ヶ岳山頂を見上げると大勢の山人の姿が見える、が 残念ながら
入道や仙ヶ岳、振り返って 雨乞、イブネなどは霞んでほとんど見えない。
 見えなければ途中の鎌ヶ岳が見える所でビールタイムにしよう。 キレットを過ぎ、最初の鎖場のところでアクシデント・・・
鎖を掴んでちょっと下に降り、何でもないところを行こうとしたら、滑落。 幸いに笹が生い茂った所だったので ほとんど体は
道から落ちたが 冷静にもこことここを掴めば大丈夫だと手が動き滑落をくい止めた。ビックリ、が唇を切ったのか血が流れる。
油断大敵とは良く言ったものだ。 どうもビール飲みたさに注意力が散漫したようだ、気を付けねば・・・。
 11:00鎌ヶ岳の見える所でビールタイム、冷凍庫に入れておいたビールの冷たさの美味いことよ、先ほどのアクシデントは
すっかり忘れてしまったほど。つまみはニシンの昆布巻缶を温め、そしてチーズ。きょうはラーメン、最後に熱いコーヒー。
この休憩中に水沢岳方面からの山人が10人ほど通って行った、人気のルートだ。
 11:55出発、風が心地良い。 12:35 鎌ヶ岳山頂(1161m)  大勢の山人が休憩中。祠の傍のタニウツギやサラサドウダンが
満開だ。 だいぶ晴れて来、雨乞やイブネが見え出す、ここで 御在所を見ながら缶チュウハイで乾杯。ホンに心地良く、
至福のひとときだ。  帰りは三ツ口谷経由で帰る。 残念なのは帰りのバスの中にストックを忘れてきてしまったこと。
電車の中でデジカメの写真を見ながら 氷結を飲っていたら気が付く。 どうも注意力散漫、否 加齢によるものか?
どこかで彷徨している自分の姿が・・・、クワバラ、くわばら・・・



 ////// H21. 5. 31  (日)  曇後晴、強風  サラサ、ベニドウダン満開 御在所岳 //// 鈴鹿中部 //// 

 湯の山温泉バス停−(中道)−地蔵岩−キレット−朝陽台−御在所岳  (往復)
////

ゴンドラがガスの中に消えて行く
 朝方の強い雨も止み、予報では午後3時頃には晴れて来る由。
気圧の移動が早まることを期待して遅掛けの電車通勤。
 電車から見える御在所岳には中腹位までガスで覆われている。
 9:40湯の山温泉バス停を出発。肌寒い、汗がたらたら出てくる
よりはましだろう。頭上のゴンドラがガスの中に消えて行く。
上空には青空が見えるが山を越えて冷たいガスが下りて来ている。
 11:15地蔵岩、伊勢湾方面はすっきりした遠望が見えたかと
思うとまたガスで隠される。この付近にはベニドウダンや、
ヤマツツジ、ツクバネウツギが咲いているが ここまでササユリの
姿は未だ。
 風が強く、寒い。 それでもゴンドラは動いている。
 山道はシロヤシオの花びらが白い絨毯を織り成している。
もうシロヤシオは終わったのか?
 でも岩の回廊辺りからは満開のシロヤシオが見られるように
なった。 また イワカガミに、ベニドウダン、サラサドウダンが
満開。
 12:55朝陽台、残念ながらまだガスが濃く、大黒岩は見えず。
辺り一面にシロヤシオの残滓が白い絨毯のようだ。
ロープウェイの終点である山上公園には観光客が意外に多い。
シロヤシオ、サラサドウダン、ベニドウダンが満開だ。冷たい風が吹き荒れて寒い。展望台の傍に隠れるようにして風を防ぎ
ながらのビールタイム。凍らせてきたビールが融けているとは云うものの強烈に冷たい。
早速、肴に秋刀魚の蒲焼缶を温める。そして茹で小豆缶を開けてコッフェルに入れ少量の水と砂糖を適当に加えて温め、
そして焼いた餅を放り込んでのぜんざいの出来上がり。熱くて甘い、なかなか旨いものだ。それでも寒い。最後は熱いコーヒー。
 時折り青空が見えたがすぐにガスに掻き消される。天気の回復を待ったがなかなか・・・・
 13:45しびれを切らし出発。天気の回復を信じて やはり展望のいい中道を下ることに決定。
朝陽台でガスに煙るゴンドラを撮り、時間を稼ごうとしたがさっぱり青空が見えない。
 岩の回廊辺りから伊勢湾の方面がよく見え出し、頭上の雲も掻き消され始め青空が広がり始めた。 キレット辺りでは
御在所岳朝陽台の岩場も見え出し、天候の回復が予報通り3時頃からだった。もっと早く回復しておればいい写真が撮れた
だろうにと悔やまれる。
 それでも良しとするか、青空をバックに地蔵岩の写真も撮れたし・・・。
 16:15湯の山温泉バス停。16:24発のバスに乗り、16:36発の電車で帰路に。近くの酒屋さんでチューハイを買い求め、
デジカメ写真に酔いながらの一杯、実に心地良い、お試しあれ。 明日から酒気帯び運転=免許取り消しの交通法が施行。




 ////// H21. 5. 23(土)、24(日)  曇後晴 坊ガツル賛歌の 九重連峰大船山 //// 九重・大分 //// 
    
別ページで展示中 ↑ ここをクリック
牧ノ戸峠−星生山−久住山−天狗ヶ城−中岳−稲星山−法華院温泉山荘−大船山−北大船山−坊ガツル−雨ヶ池−長者原
/////
久住山山頂から 左より三俣山、天狗ヶ城、中岳、大船山(最奥)、白口岳、稲星山を望む

マイヅルソウ

ツクシドウダン

ミヤマキリシマ

段原より大船山を望む
 昨年に続き、九重の山開き前にミヤマキリシマを楽しむ。
この九重の山歩き時にはいつも一日は雨に降られたが、
今年は2日間ともいい天気に恵まれた。惜しむらくは手持ちの
資金不足で下山口の長者原で思う存分にとり天とビールを
楽しめなかったことか。
 23日高速九重ICで登山口行きのバスに乗り継ぎ牧ノ戸峠へ。
11:20牧ノ戸峠を出発、駐車場は満車、バスも停まっていて
凄い人出。沓掛山付近ではミヤマキリシマは満開、左手下の
石楠花は終わり花が萎れていた。暑くも無く快適な山歩き。
久住山を見ながら西千里ヶ浜から左手の山塊、星生山を
目指す。イワカガミが咲き、マイズルソウ、クサボケも。
13:05星生山(1762m)、360度の大パノラマを愛でながらビール、
そしてヒレカツ巻きのランチ。三俣山や大船山がよく見える。
13:50出発、星生崎から久住分かれに下り久住山へ。
15:05久住山(1787m)、姫路から見えたと云う山人は南登山道を
下り、眼下に見えるリゾートホテルに泊まると云う。ここでも
冷たいチューハイを一杯。
次はお池によって天狗ヶ城へ、この時間帯では山人もだいぶ
減ってきた。15:40お池の透き通った風景を楽しんで真上に座す
天狗ヶ城を目指して急勾配の山道を上がって行く。ここも蕾のミヤマキリシマがほころび始めている、満開の折は素晴らしいだろう。
15:55天狗ヶ城(1780m)、ここから見える平治岳(ひじだけ)の山頂がピンク色に染まっている、明日が楽しみだ。
16:20九重連峰最高峰の中岳(1791m)、ここも360度の大パノラマ。眼下のお池の向こうには久住山、星生山・・・。猫岳、中岳の
阿蘇山はもやで見えないのが残念。次は峠に下りて稲星山へ登り返す。
17:00稲星山(1774m)、目の前に大船山が聳える。 ちょっとひんやりしてきた。さぁ 法華院温泉で汗を流そう。
18:10法華院温泉山荘、意外や山人が左程多くない。昨年は大部屋も満員に近かったのだがきょうは半分ほど。
温泉に浸かり夕食、21:00消灯・・・
24日、4:50薄暗い中を出発、風が強く肌寒い、それでも昨年は雨の後の樹林帯でずぶ濡れになった事に比べれば快適だ。
ホトトギスのトッキョキョカキョクの囀りを聞きながら歩く。5:45五合目、昨日歩いた中岳や三俣山が朝日に輝いている。坊ガツルは
山の影で未だ暗い。
6:15段原、この付近のミヤマキリシマは未だ殆んどが蕾、フライングして咲いているものもあるが。
風が強烈に吹き荒れ寒い・・・。
6:30大船山(だいせん、1787m)、山頂は独り占め、独標の温度計は6度(九重の山の標識には温度計と三次元バーのナビが
付いている)。 さぁ ここでビールを飲んでレーズンパンの朝食。グイッとやったら目の前にお池から登ってきた単独の若い
山人が現われ、ビックリ。竹田の今水から登ってきたと云う、2時間を要した由。
ご婦人4人のパーティが登ってきたのを機に7:25出発。段原から北大船山へ、7年前に比べミヤマキリシマガ再生している。
あの錆色がかったミヤマキリシマは見当たらない。 いい景色だ・・・!! 目の前の平治岳の山肌がピンクに染まっている。
8:55坊ガツル、9:40雨ヶ池を過ぎて長者原登山口に10:30。 温泉で汗を流そうと思ったらきょうは休みと云うでは・・・
冷たーいビールを飲みながら山歩きの余韻に浸る。
11:50発の九州横断バスで由布院駅前バスセンターへ、ここで福岡空港行きの高速バスが来るまでとり天とビールを楽しむ。



 ////// H21. 5. 10  (日)  晴薄曇  石楠花満開 御池岳 西ボタン、焼尾山 //// 鈴鹿北部 ////  

 コグルミ谷−タテ谷−北池−真の池−夕日のテラス−庭園池−鈴北岳−鞍掛峠−焼尾山−トンネル前−第1駐車場
//////
夕日のテラスよりT字尾根、天狗堂

鈴北岳を望む、大勢の山人が歩いている
 今年初めて国道306号線から御池岳へ
路肩に駐車している車の数にビックリ、駐車違反の切符の宝庫に
なるかも 
!!
 用事を仰せつかり出発が遅れる、国道306線を行けども駐車は
ままならず。鞍掛峠トンネル東西の両駐車場も満杯、路肩には
車が数珠繋ぎの駐車。諦めて中部電力の変電所から焼尾山に
登り石楠花を楽しもうかと移動すると第一駐車場に一台の空きが。
早朝登山者が帰ったようだ。やれやれと車を滑り込ませる。
 かくして11:00出発と相成る。コグルミ谷から入ると何やら3人の
若い山人が目を凝らしている。 ?、追い越して行きその視線の
先をよく見ると獣が一匹、タヌキか? 人の気配を感じても逃げ
ようとはしない。人様に慣れてしまったか?
 コグルミ谷を上がって行くとニリンソウがあちこちに咲いている。
更に上がって行くと黄色の花が、ヤマブキソウだ、盛を過ぎて
しまっているが。11:25タテ谷分岐、登山客が多そうなのでタテ谷
コースを選択。 やはりこちらは山人が少ない、静かな山道を
行く。バイケイソウが枯れた地面から緑葉を誇示するように目立つ。
久し振りのタテ谷だが左程荒れてはいない。鳥のさえずりが
響き渡る。
 この時期は草木が生い茂る前なので見通しが利き歩き易い。ついつい左斜面を登り県境尾根に出、北池に行こうかとの
衝動に駆られ 何も考えることなく既に足が動き始めているでは・・・。 枯れた斜面にワラビの緑が目につく。振り返れば
烏帽子岳、三国岳、その奥に霊仙山や伊吹山が薄っすらと見える。 県境尾根に出、北池へ向かう。
 12:55北池、池面に明るい緑苔が映えてきれいだ。小丘を越えると真の池、団体さんが歩いている、凄い数だ。
南池、ウリハダカエデの池と進み、懐かしの夕日のテラスへ。
 13:20夕日のテラス、ここでの休憩は昨年の9月以来だ。明るい新緑の山筋を眺めながらのビールは実に美味い。
酒の肴は冷奴、鰯の蒲焼。おにぎりを頬張り熱い坦坦風味の春雨スープ、デザートは黄桃、最後は熱いコーヒー。
 14:35出発、お花さんにあまり会えてないので焼尾山でイワカガミと石楠花を楽しもうかと思い立ち、先を急ぐ。庭園池に
寄り、日本庭園の草原に出ると大勢の山人が・・・、いやはやきょうは凄い人出だ。
 15:40鞍掛峠、ここから焼尾山に駆け上がる。 尾根に出ると、オォっ、石楠花が満開だ !! いやー 来て良かった。
濃いピンクや白色の石楠花が凄い、久し振りに見る豪華絢爛たる花模様。 足元にはイワカガミがあちこちに、遅咲きの
イワウチワも残っていた。 



 ////// H21. 5.  3  (日)  曇  尾根彷徨 イワクラ・鎌尾根・馬の背尾根 //// 鈴鹿中部 //// 

 椿大神社−井戸谷−入道ヶ岳−(イワクラ尾根)−水沢岳−(鎌尾根)−岳峠−白ハゲ−(馬の背尾根)−湯の山温泉バス停
///////

衝立岩から正面に鎌ヶ岳を見ながら鎌尾根を行く
 昨日に続き長丁場の山歩き、流石に水沢岳までのアップダウン
には足が重く へとへとになった。 きょうは同行の変音子さん
提供の焼肉が人参となり頑張ったようなものだ。
 四日市7:06発のバスで終点山本まで。2、3分で椿大神社の
参道入口。本日の安全山行を祈願して8:10出発。
 井戸谷子コースを上がって行く、GWということもあって家族
連れが多い。この時期マムシグサの他に花は無い。九十九折の
急勾配の新緑の樹林帯を抜けると頂上はすぐ。花が残っている
馬酔木の群落を抜けると草原の山上、 9:35入道ヶ岳(906m)。
残念ながら曇天と靄で伊勢湾が見えないが振り返ると野登山、
仙ヶ岳、宮指路岳、鎌ヶ岳、雲母峰のパノラマ、青空だとどんなにか
素晴らしいことだろう。草原から正面の鎌ヶ岳を仰ぎ、時計回りに
イワクラ尾根を歩く。奥の宮でも安全祈願、イワカガミが咲く尾根を
下って行く。あまりに下って行くので登り返すのがしんどいなと
思いながら・・・。
 眼前に白い花が、シロヤシオだ。更に下り鞍部に(776m)、そして
登り返す。足が重い。フーフー云いながら重ね岩を過ぎ、
10:45イワクラ(仏岩)(871m)。 山人が一人休憩中。
未だ未だ水沢岳(1029m)が遠くに見える。アップダウンを繰り返しながら水沢峠、いよいよ しんどい水沢岳に取付く。そして
ざらざらした花崗岩のザレ場、足を滑らせないように慎重に行く、滑らせたら一巻の終わりだ。ここを越すとホッとする。
12:10水沢岳山頂、木立があって展望は効かないが樹林帯が切れると絶景が(上の写真)、衝立岩からの鎌尾根、鎌ヶ岳を
眺望。 次の難所は水沢岳からの下り、ここも花崗岩のザレ場。下りきれば後は草原状の雰囲気のよい山道だ。
この付近のアカヤシオは終わっているが、ハルリンドウが足元を楽しませてくれる。そして急峻な衝立岩への登り、鎖を
掴みながらザレ場を登れば素晴らしい展望を楽しめる衝立岩の上。 13:00衝立岩(1060m)、さぁ ビールタイムだ。
凍らしてきたビールが融けきっていなかったが冷たくて実に美味い。変音子さんが焼いてくれた牛カルビーが美味い !!
鶏ちゃんや豚ちゃんも美味い、そして冷奴、ポークウィンナー、一寸変わった湯豆腐。「彦根城」純米酒、缶チューハイと・・・。
 13:55宴会も終わり後は快適な鎌尾根歩き、鎌ヶ岳は仰ぐだけにして帰りは馬の背尾根を下りて交通の便がいい湯の山温泉へ。
 15:25白ハゲを過ぎると、1週間前に比べ石楠花が爛漫だ。シロヤシオもかなり咲き始めている。
 17:10湯の山温泉バス停、17:46発のバスで帰路に。




 ////// H21. 5.  2  (土)  快晴  山酒場を求めて 御在所・国見岳・ハライド //// 鈴鹿中部 //// 

 湯の山温泉バス停−(中道)−大黒岩−国見岳−(ヤシオ尾根)−腰越峠−ハライド−南コブ−風越峠−希望荘−湯の山温泉駅
/////
ハライド山頂から釈迦ヶ岳を望む

中道、大黒岩(右端)を望む
 本日も快晴、天気に誘われて花見酒に山の酒場へ。好みの
場所は大黒岩、ハライド。絶景を見ながらの酒は素晴らしい。
 8:35中道登山口、本谷も捨て難いなと思うが天気のいい日は
尾根道歩きに限る。
負ばれ石、地蔵岩、大キレットと快適な歩き、アカヤシオは
既に終わっている。
 10:00岩場の回廊辺りからアカヤシオのピンク色が山の斜面に
輝く、風も無く 清々しい 素晴らしい景色を堪能。足元には
ハルリンドウが咲き バイカオーレンも残っている。
 10:20朝陽台、正面に鎌ヶ岳を眺望。更に上がると観光客が
大勢、和太鼓がずらりと並び演奏の準備中だ。
大黒岩でビールだ、大黒岩へ向かうと 御在所へ誘う今年の
ポスターと同じ景色が目の前に。素晴らしい!!
 10:50大黒岩、凍らしてきたビールが融け、この冷たーい
喉を切るようなビールの美味さが実に爽快。つまみはピーナツ
入りの冷奴。昨夜帰りに成城石井で買って来た最中もつまむ。
 12:00出発、鎌ヶ岳にするか国見岳にするか迷う。次の酒場は
ハライド山頂だ。 12:40国見岳、ここからのゆるぎ岩の国見尾根、
釈迦ヶ岳の景色も素晴らしい。
満開のアカヤシオを見ながらヤシオ尾根へ。途中のきのこ岩からの絶景を楽しんで ピンク色が輝く尾根を下る、目の前にハライドが
姿を現す。眼前のハライドはいつ見ても 山頂へ登って来いよ と誘ってくれるようだ。もしかしたらと期待を抱きながら石楠花のある
箇所に来たがつぼみすらなかった、残念。腰越峠に下りそして登り返す。 14:30ハライド山頂((908m)、根の平峠から釈迦ヶ岳へ
連なる山並みの絶景を堪能しながら最後のビール。
 14:55ここで昼寝でもしたいが下山。風越峠への笹薮漕ぎに突入、ここが鈴鹿名物の最後の笹薮かもしれない。両手で笹薮を
掻き分けながら、そして左手に雄々しい釈迦ヶ岳を見ながら進む。アップダウンの笹薮のトンネルに苦しみながら進むと満開の
シロヤシオ。この尾根をだんだん咲き上がっていくことだろう。
 16:20風越峠、藪漕ぎが終わりやれやれだ。 希望荘を通って近鉄湯の山温泉駅に、17:36発の電車で帰路に。



 
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山芍薬
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一輪草
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福寿草
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岩団扇
         
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雁金草
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節黒仙翁


雁 金 草


釣 舟 草
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伊吹小米草
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曙 草
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山荷葉
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山吹草
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片栗
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岩団扇

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