幸 彦 2009  Mar.〜Apr.


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多度山 イワカガミ (H16.4.11)

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多度山 アセビ (H16.3.28)

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多度山ササユリ(H17.6.19)


   山行記録
 (詳細はプチッとクリック)


2009年(H21)の山歩き

御池岳東ボタン・H21.4.29

鎌ヶ岳・・・・・・・・・H21.4.26

藤原岳I・・・・・・・H21.4.18

鎌ヶ岳・馬の背・・・H21.4.12

藤原岳H・・・・・・・・H21.4.5

藤原岳・三筋滝・・・H21.3.29

藤原岳F 孫太・・・H21.3.21

御池岳・・・・・・・・・・H21.3.15

藤原岳E 坂本・・・H21.3.7

藤原岳D 孫太・・・H21.2.28

由布岳・・・・・・・・・・H21.2.22

藤原岳C・・・・・・・・H21.2.14


藤原岳B・・・・・・・・H21.2.11

藤原岳A・・・・・・・・H21.2.7

御在所岳・・・・・・・・H21.2.1

藤原岳・・・・・・・・・・H21.1.11

多度山・石津御嶽・H21.1.1


多度山々行
 3.1・・・8回<通算571回>

   ( 3/1  河津桜、アセビ)
   ( 12/31 シキミ )


      幸彦 ダイジェスト版 (月をクリック)
//////////// 年度
2009年(H21)   1〜2月
2008年(H20)   1〜2月   3〜4月  5〜6月  7 〜8月  9〜10月 11〜12月
2007年(H19)   1〜3月  4〜5月  6〜7月 8〜9月 10〜11月    12月
2006年(H18)  1〜3月  4〜6月  7〜9月 10〜12月
2005年(H17)  1〜3月  4〜6月  7〜9月 10〜12月
2004年(H16)  1〜6月  7〜12月

 ////// H21. 4. 29  (水)  快晴  山芍薬を求めて  御池岳 東のボタンブチ  //// 鈴鹿北部 ////  

 西藤原駅−大貝戸−天狗岩−頭陀ヶ平−白船峠ー真の谷−御池岳・東のボタンブチ(往復)−藤原展望丘−伊勢治田駅
//

ニリンソウ
 きょうは日本全国快晴と云う、当然ながら山歩きへ電車通勤、山の
神様に叱られないように・・・。花を求めて欲張り過ぎの山歩きとなった。
下山が18:45、日が長くなったものだ。
 8:00西藤原駅を出発、暑くも無く寒さも無く、芽吹き始めた明るい林の
中を快調に。何と 八合目でまたまた万助さんと1月振りの邂逅、
万助さんもこよなく山野草を愛でる山人なのだ。
きょうは山芍薬と幻の花の成育度合いを見ようと御池岳に向かう為に
万助さんとは藤原山荘でお別れ。
藤原岳の山上はニリンソウが満開、ヒロハノアマナが未だ咲き残って
いた。天狗岩に寄り 10:55に頭陀ヶ平。ここではカタクリの花が
あちこちで花びらをそり返していた。が、靄で伊吹山は見えなかった。
真の谷へ降りる尾根もカタクリが仰山咲いている。11:40真の谷、
乾いた谷を渡るとここにもニリンソウがいっぱい、そしてハシリドコロも
花を咲かせている。
花を探して斜面を散策、イチリンソウ、ヒトリシズカ、ヤマルリソウ、
フデリンドウ、ヤマシャクヤク、タカトウダイ、カタクリ、などなどを
愛でる。あの幻の花は葉が出始めたばかりで未だ未だだ。
13:35久し振りの御池岳・東のボタンブチに立つ。いい景色が眼前に!!
 素晴らしい光景を見ながら先ずはビールで乾杯だ、山の神様にも少し差し上げる。 きょうのつまみは半年ほど賞味期限を過ぎた
コンビーフ、そして久し振りのキーマカレーにナン、熱々が実に美味い。最後は熱いコーヒーだ、普段はブラックなのだが 山では
シュガーを入れて一寸甘いコーヒーに、美味い!!
 14:30出発、一気に真の谷へ下りて登り返し、15:40白船峠。 さてこのまま帰るには名残惜しい、藤原展望丘へ行くか・・・。
16:45藤原岳展望丘、流石にこんな時間に居るような酔狂な山人は誰も居ない。それでも途中ではキクザキイチゲに出会えた。
帰りの電車でビールを飲みながらデジカメの山野草を楽しむためには 近隣にビールの自販機がある伊勢治田駅に下りよう。
孫太尾根を下り、18:45登山口。
19:44発の電車で帰路に、流石にこんな時間には乗客は居ない。ひとり、ビールを飲みながら花にも酔う、またよく歩いたものだ。



 ////// H21. 4. 26  (日)  曇後雨、強風、寒  岩桜、イワカガミを求めて  鎌ヶ岳  //// 鈴鹿中部 ////  

    湯の山温泉バス停−(長石谷)−犬星の大滝−鎌ヶ岳−岳峠−白ハゲ−(馬の背尾根)−三岳寺−湯の山温泉バス停
////////
      雲母峰           四日市市街            白ハゲの東端

咲き始めた石楠花

咲き始めたシロヤシオ

イワカガミ

イワザクラ
 天気予報では多賀町が雨、従って藤原岳はパス、ちょっと南よりの
鎌ヶ岳・御在所岳を狙う。中道から武平峠、鎌ヶ岳、長石谷コースを
考えていたが すぐに計画を変更することに・・・。
それにしても強風と雨とで冬に戻ったような寒い一日だった。

 8:20湯の山温泉バス停を出発、この頃は未だ薄日が射しそれなりの
天気だったが 頭上では風の音が凄まじい。また気温もかなり低いし
尾根道の冷たい風には耐えられん・・・(だんだん加齢で軟弱に)。
昨日の大雨で増水が心配だったが長石谷から鎌ヶ岳コースに変更。
登山口から下りるとすぐに大岩がゴロゴロの沢に。去年の豪雨で
鉄の橋が流され赤錆状態に。渡渉箇所が幾つもありストックで三点を
確保しながら飛んだり跳ねたり。
頭上では相変わらず風が吹き荒れている、そしてポツリポツリと
水滴が落ちてきた、雨だ。 小雨だ そのうち止むだろうと楽観的。
目的のひとつである岩桜を目を皿の如くして探す。あった、時期と
してはもう終盤、何とか間に合ったようだ、激写、激写。
なんとも愛くるしいお花さんだ。
イワウチワも終盤、殆んどが首を垂れている。
アカヤシオはかなり咲き上がっているのか 途中の岩の上にアカヤシオの残滓が転がっている。
沢を登り詰めると水流も伏流化、鎌ヶ岳の雄々しい山頂の岩場が真上に迫ってくる。満開のミツバツツジを写真に納めようと
その場に近づこうとした途端に上からガラガラと岩が落下・・・、びっくり、確か凄い風の音がした直後だった。
風で岩が落下してくるとは・・・。
諦めて岳峠に出る。北西の風が冷たいし、小雨が顔に当たる。ガスも出てきた。取り敢えずは山頂の祠に安全を祈願して
こよう。
 11:20鎌ヶ岳山頂(1161m) 合羽を着た山人が一人のみ。 山頂のアカヤシオは満開に近い。 
が、寒い、周りはガスに包まれ何も見えない。長居は無用、沢はちょっと怖いし、馬の背尾根を下りよう。鎌ヶ岳の陰になって
尾根とは云えど風も幾分弱まっているだろう。  下山中に続々とパーティが登ってくる、元気な人たちだ。
2週間前に見た箇所にハルリンドウは一株もない、もう終わったのだろうか?
 12:00白ハゲ、雲母峰や四日市市街は陽が当たっているのか明るい、芽吹いた新緑が明るく輝いている。
この付近のアカヤシオは満開だ。雨は依然として降り続く。
急勾配の山道を幾つかやり過ごす、中腹辺りのミツバツツジ、アカヤシオはもう花が付いていない。イワカガミの花が咲き
始めている。 ん、深緑の中に大きなピンク色が・・・ 石楠花だった、早速これも激写。更に下りて行くと白い花が・・・、
今度はシロヤシオ、咲き始め出したのだ。花の移ろいは速い、馬の背尾根にはイワウチワを見ることができなかった。
 13:45三岳寺、雨脚が強くなった、面倒で合羽を着ないままだったのでバス停まで駆け足。
14:04発のバスに乗った時はホッとした、なんとも暖かいのだ。 電車の中で本日のビールタイム、ソーセージを食べながら
グビリ、美味い。デジカメを覗き込む、目的の花に出会えてよかった。



 ////// H21. 4. 18  (土)  薄曇後晴  山野草求めて 花の百名山 藤原岳  //// 鈴鹿北部 ////  
  
別ページで展示中  ここを ↑ クリック
  西藤原駅−(大貝戸)−八合目−藤原山荘−藤原岳展望丘−多志田山−草木−丸山−新町登山口−伊勢治田駅
////////

キクザキイチゲ

カタクリ

イチリンソウ

イカリソウ
 家を出る時は曇っていて、電車からはガスで鈴鹿の山並みは
見えない。予報では昼頃から晴れるとのことだったが、南風の
所為か、伊勢湾、竜ヶ岳、御在所方面は最後まで曇、御池岳の
方は晴。
 福寿草が終わった所為か山人は比較的少ない。御在所方面には
アカヤシオが咲き始めて登山者が分散したこともあるかも。
 8:00西藤原駅出発、今日は風もなく空気もひんやりして歩き易い。
木々には新芽の緑が付き始め山もお化粧を始め出したよう。
八合目から上も2週間前の泥道はなく歩き易い。 春の山野草も
一斉に咲き始めたようだ。ミノコバイモ、ニリンソウ、ヒロハノアマナ、
ミヤマカタバミ、カタクリ、トウゴクサバノオ、エンレイソウ、などなど、
流石に花の百名山と云われる所以だ。 
 山荘付近にはキクザキイチゲも一輪有った。
 紫色のキクザキイチゲをと付近を探し回ったがアマナやニリンソウ
ばかりで見つけることは出来なかった。
 10:40藤原岳展望丘(1140m)  ここからの風景は対照的。御池岳
方面は青空が広がっているが竜ヶ岳、御在所方面は雲とガスで
眺望は効かない。
 山頂にもカタクリが咲いていた、そして付近にはニリンソウやヒロハノアマナ、ミノコバイモなど、花の百名山と云われる
所以だろう。 最近、花を盗掘した跡をよく見かける、残念だ!! 持って帰っても土壌が違うのだから枯らしてしまうだけだと
思うのだが・・・。 花は観賞するだけにして欲しい、翌年も見ることができるのだから、そしてみんなが楽しみにしている
のだから・・・。
 さてと お花さんたちをいっぱい見ることができた、乾杯のビールタイムだ。
 10:50ビールでこの春の花に乾杯 !! 餅を焼き、在庫の3年前に賞味期限の切れたコーンポタージュを温める。流石に
中身は固まっていた。水を足して温める、大丈夫か? 今このページを作っているのは食してから12時間後、何も無いから
大丈夫なのだろう。 最後は熱いコーヒー、これも美味い !!
 さぁ、帰ろう、きょうは夕方に用事を仰せつかっているので。 帰りは孫太尾根。
 15:10伊勢治田駅、15:18発の電車には未だ時間が有る。近くの酒屋まで走り ビールを買い込む。デジカメの写真を
見ながら 花に酔うのである。 よき 山歩きかな・・・・・



 ////// H21. 4. 12  (日)  曇後晴 岩団扇・春竜胆を求めて 鎌ヶ岳・馬の背尾根 //// 鈴鹿中部 //// 

 湯の山温泉バス停−三岳寺−(馬の背尾根)−白ハゲ−岳峠−鎌尾根−鎌ヶ岳−(三ツ口谷)−湯の山温泉バス停
/////

馬の背尾根より御在所岳を仰ぐ
 昨日の多度山での変音子さんとの花見酒を引きずりながら 
きょうは馬の背尾根・鎌尾根での花見山行。 生憎の曇天の
スターとだったが昼頃から青空が広がり清々しい山歩きが
出来た。 またアカヤシオは中腹辺りまで咲きあがり、イワウチワ、
ハルリンドウなどの花が出迎えてくれビールが美味い一日
だった。
 きょうも電車通勤、4月から土、日はバスの運行時間帯が
早まるので馬の背尾根のイワウチワやミツバツツジなどを
楽しもうと鎌ヶ岳山行を計画。
 8:30三岳寺、ここのタムシバやツツジも満開。急勾配の
散策道を上がって行くとイワウチワが出迎えてくれる。そして
ミツバツツジの濃いピンク色も・・・。 ん、薄いピンクの花弁が、
アカヤヒオでは !!  上を見ると枯れ木にピンクの花が仰山。
アカヤシオがもう咲いていたのだ。 きょうのビールは美味いぞ。
 馬の背尾根の花崗岩のザレ場を歩いているとヘリコプターの
空気を裂く音が聞こえ出す。本谷辺りの上空で静止、事故か?
数回飛び去ってはまた戻ってきて本谷の上で静止、何だろう?
だんだん ヘリの騒音がわずらわしくなる、早く飛んでけーっ。
 11:35白ハゲ、残念ながら春の霞に遠望は効かず、釈迦ヶ岳や伊勢湾は靄の中。それにしても穏やかな清々しい雰囲気で、
気持ちがいい。 バイカオーレンやショウジョウバカマ、ハルリンドウを愛でながら掘割の山道を詰めると鎌尾根への取付き。
 11:10鎌尾根から雄々しい鎌ヶ岳頂上を仰ぐ。青空をバックに聳え立ち、荘厳な感じさえ受ける、実に素晴らしい。
切り立った尾根を数度のアップダウンを繰り返して 崩落側から鎌ヶ岳を仰ぐ岩場で11:20休憩。 先ずはビール、冷たさが喉を
越していく、実に美味い !! 、のである。 そしてソーセージにニシンの昆布巻き缶、チーズ。辺りの木々には新芽が吹き出し、
山腹を見ると枯れた色の中に真っ白なタムシバの木々が点在。 空には青いパラグライダーが気持ち良さそうに泳いでいる。
このままごろりと眠ってしまいたいほど・・・。
 12:15出発、鎌ヶ岳山頂には大勢の山人が昼食休憩中の様だ。尾根を降りて岳峠に。
 12:35鎌ヶ岳山頂、気持ちのいいところだが残念ながら霞んで遠望は効かず、早々に三つ口谷へ下りる。途中の岩場で
白ハゲや雲母峰、歩いて来た馬の背尾根を見ながら最後の酒、氷結をグビリ、美味い。
バイカオーレンの群生を見ながら急峻な山道を木の枝や根っ子に掴まりながら下山。谷に入るとかなり手強い岩場を慎重に
下りて行く。ここでも斜面にはバイカオーレンやショウジョウバカマが多い。
 14:05三つ口谷登山口、14:50バス停。 近鉄湯の山温泉駅の土産品店でチューハイを求めてデジカメできょうのおさらい、
良き山歩きかな、である。




 ////// H21. 4. 5  (日)  曇後晴、強風 梅華黄蓮求めて 藤原岳・冷川岳 //// 鈴鹿北部 //// 

 西藤原岳−大貝戸−天狗岩−頭陀ヶ平−白船峠−カタクリ峠−真の谷−白船峠−藤原・展望丘−孫太尾根−伊勢治田駅
//////
頭陀ヶ平
//
真の谷出合

ミノコバイモ

イチリンソウ

ニリンソウ

バイカオーレン
 一日中強烈な風が吹き 曇天の午前中は底冷え、青空が
広がった午後は幾分 暖かさが戻った一日だった。
 旬のバイカオーレンとイワウチワを見たいと御在所か御池岳か
と 迷ったが 欲張って菊咲一華にもと御池岳を選ぶ。
 8:00西藤原駅を出発。八合目からのぬかるんだ泥道を滑らない
ように藤原山荘まで上がったが 風が強くて寒い。空は曇りガスが
でて遠望が効かない。それでもガスに煙る藤原展望丘を天狗岩
から遥拝。山上の福寿草はみんな花びらを寒さから守るが如く
すぼんでしまっている。この時期の福寿草にはあまり感激を
覚えない。取り敢えずは御池岳を目指そう。 11:05頭陀ヶ平、
ここから見える御池岳にはガスが山上を覆っている。 寒い、
 指先が痛くなる。白船峠への途中でバイカオーレンに出合う。
小さな花だが何とも清楚でいて威厳を保持しているような・・・。
寒くてもう帰ろうかと萎えていた気持ちを 再び蘇らせてくれた。
次はイワウチワだ・・・、そこへ北朝鮮がテポドン2号、飛翔体を
発射したと云うニュース、以降は ラジオから流れる話はこの
話題ばかり、迷惑千万。
12:00カタクリ峠、ここまできたがフライングのイワウチワは皆無。
 寒い、空は曇ったままだし御池行きは諦め風のない谷に潜るのが一番。もしかしたらニリンソウに、と思うも全く出会えず。
落ち葉を踏みながら真の谷出合に。ここで2組4人の山人らと出会う。いろんな所を楽しむ人が居るもんだ(小生もそのひとりか)
風もなく、陽が射し始め暖かさを感じる。ここでビールタイムだ。先ずはビール、サケの昆布巻缶を温め、坦坦風味の春雨も。
餅を焼き食す、あの寒さがここでは嘘のようだ。聞こえるのは小鳥のさえずりだけ、バイカオーレンにも出会えたしビールが
美味い。
13:15出発。白船峠へ登り返すと青空が広がっている。このまま帰るのはもったいない、藤原岳から孫太尾根経由で帰ろう。
青空が広がってきたことも合って窄んでいた福寿草も花びらを広げている。ヒロハノアマナや節分草にも出会えた。
 15:05藤原岳展望丘(1140m) 風は少し緩む、青空が広がり 霞んではいるもののいい景色だ・・・・
さぁ、急いで帰ろう。 17:40新町登山口に、ここから小一時間歩いて伊勢治田駅。ちょうど来た18:23発の電車に飛び乗って
デジカメの花に酔いながら チーズを齧って酒にも酔うのである。



 ////// H21. 3. 29  (土)  曇後晴、強風 菊咲一華求めて 藤原岳・三筋滝 //// 鈴鹿北部 //// 

 西藤原駅−(大貝戸)−藤原岳展望丘−(西尾根)−茶屋川−三筋滝−白船峠−(木和田尾)−(鉄塔巡視路)−西藤原駅
///////
茶屋川から藤原・天狗岩を仰ぐ

三筋滝

ユリワサビ

ショウジョウバカマ

未だつぼみのキクザキイチゲ
 強烈に寒さを感じた一日だった。目的のキクザキイチゲには
出会ったが危険な斜面に咲いていて写真は撮れず、つぼみの
状態のものしか撮れなかった、残念だ。
 7:55西藤原駅を出発、車窓から見えた竜ヶ岳や藤原岳には
雪が降ったのか白いものが多い。
 ぬかるんだ道に足を滑らせたりと この時季の道は最悪だ、
特に団体に出会った場合は最悪。しかしながら風が冷たい。
時折り風花が舞う。
 10:15藤原岳展望丘(1140m)、風が強い上に冷たい。指の先が
すぐに痛くなる。雲っているしこんな時は谷に潜るのが一番。
雪の中に咲く福寿草や節分草を見ながら西尾根を下りる。
ところがこの西尾根には強烈な風が吹きまくり寒い。この尾根が
白いはずだ。 どんどん下りて行くと登ってくるご夫婦に出会う。
こんな所で山人と会うなんてビックりだ。いつもこのルートで
藤原岳に登ると云う、かなりきついコースだ。
 11:20茶屋川、途中ショウジョウバカマにであう。イワウチワの
つぼみがかなり膨らんでいる、来週頃には咲き始めるだろう。
この茶屋川は来るたびに様相が違う、大雨で流れが変るのだろう。
荒れた川筋を遡上、目の前に立ちはだかるのが三筋滝だ。ここからの滝越えが難儀。右岸にロープがあるが急坂で崩れやすい。
一旦は大きいロープで上がったが足が震え先に進めず。下りて今度は細めのロープの方から登って何とか滝の上に出る。
途中 満開のキクザキイチゲに出会ったがカメラはリュックの中、ロープにすがり付くのが精一杯で写真は断念。
滝の上に出たものの今度は冷たい風が谷を下りて来る。休憩どころではない。そんな訳できょうは休憩なしとなった。この谷は
怖い、途中何回か行く手を阻まれ 高巻きをしての壁越え、疲れるし危険な箇所がいっぱい。一昨年紫のキクザキイチゲに
出会ったところには白のキクザキイチゲが未だつぼみの状態で崖っぷちに立っていた。
 13:55カクラ峠分岐を過ぎて白船峠への急勾配の尾根を上がって行く。・・・、疲れた。
 鉄塔R-201、木和田尾、鉄塔巡視路を経由して15:50下山。 16:37発の電車に乗り帰路に、やっとビールにありつけた。



 ////// H21. 3. 21  (土)  快晴  花見酒、花追っかけて 藤原岳 孫太尾根  ///// 鈴鹿北部 ///// 
 
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   伊勢治田駅−新町登山口−丸山−草木−多志田山−藤原岳展望丘−藤原山荘−八合目−(大貝戸)−西藤原駅
//
             竜ヶ岳    静ヶ岳                  天狗堂          御池岳   展望丘

スミレ

ミスミソウ

ヒロハノアマナ

福寿草と節分草
 きょうは絶好の山歩き日和、こんな日に山歩きをしないと
罰が当たると云うもんだ。 そんな訳でもないが6年振りに
山と海とお酒の好きな万助さんと出会う、また去年の今頃
VideoPageさんとご一緒に出会った大阪の山人と出会う。
みなさん、花を愛でる為に この花の百名山・藤原岳に
来られたようだ。
 三岐鉄道伊勢治田駅を下車、小一時間歩いて新町の
登山口。なんと満車に近い。
 ヒロハノアマナがあちこちに咲き踏まないように歩くのに
一苦労。丸山の節分草や福寿草は終わり、尾根道に咲く
ミスミソウなども終盤、今年は花の咲くのが早い。それでも
ニリンソウは未だ未だ、だ。カタクリの葉が一枚べろりと、
これも踏みつけないようにと気をつけて歩かないと、云う位に
多い。樒や馬酔木の花も満開。
圧巻は山頂手前の急勾配の斜面に咲く福寿草だろう、
満開だし、花の粒も大きい。節分草もあちこちに。
もう山頂まで咲き上がっている、今年はやっぱり早い。
例年だと4月初めの頃だったのに。
ミノコバイモも気を付けながら歩いてきたのだが出会えず。
 それにしても素晴らしい天気だ。 暑くもなければ寒くもない、火照った体に風が心地良いほどに優しく吹いてくれる。
 11:50ビールタイムだ、きょうは竜ヶ岳から御在所、雨乞、天狗堂、琵琶湖、御池岳を見渡せる藤原岳展望丘手前の岩場に
腰を降ろして早速、グビリっ、実に美味い。チーズを齧りながら餅を焼き、そして いつぞや変音子さんと多度山で食したぜんざいの
美味かったのが忘れられず きょうはそれを準備。茹で小豆缶をコッフェルにあけ 水を足して温める。なにしろ きょうはお彼岸の
中日の翌日だ。おはぎの代わりだ。 味見、ちょっと甘さが不足。そこで先日頂いた、賞味期限切れ(砂糖に期限あったかいな?)の
スティックシュガーを3本入れる、うーん、グッドだ。先程焼いた餅を入れてぜんざいの出来上がり、美味い !! 疲れた体に甘い物が
一番。氷結も持って来ていたのでこれも空ける。最後は八朔。
 13:05 さぁ、出発だ。それにしても展望丘は山人が大勢、定番の写真を撮り、下山。
 15:20 大貝戸登山口、万助さんはデポしておいた自転車で新町へ車まで。
 小生は西藤原駅で靴の泥を洗い落とし、15:36発の電車で帰路に。流石に この時期の電車には帰りの山人が大勢。
何時ものように水割り焼酎とデジカメの花に酔いながらうつらうつらと・・・



 ///// H21. 3. 15  (日)  曇後晴  雪山に戻った 御池岳 東・西ボタンブチ ///// 鈴鹿北部 ///// 
 
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白船峠登山口−木和田尾−白船峠−カタクリ峠−元池−西のボタンブチ−丸山−奥の平−東のボタンブチ−真の谷−登山口
////////
元池から御池岳最高点丸山を望む

東のボタンブチから藤原岳を望む
 かみさんを空港に送った後 御池岳を久し振りに訪問し 
福寿草とバイカオーレンを愛でようと・・・、何と鈴鹿山系は
真っ白に !!
 昨夜の内に雪が積ったのだろう、深い所は3、40pにも
雪山の魔性を知った山歩きだった。
 8:30白船峠登山口を出発、駐車スペースはほぼ満杯、
何とか車を潜り込ませる。 先週セリバオーレンを見た所も
雪が積り芹葉黄蓮ば少し顔を出していた。
 10:00坂本谷・白船峠分岐、白船峠を目指す。トレースが
しっかり、トレース泥棒を演じる。結構な積雪だ、一晩の内に
降ったのだろうか。
 10:30白船峠、真の谷コースとカタクリ峠コースに足跡。
 11:15カタクリ峠、雪の塊りが落ちてくる。気温が上がって
来たのだろう。木々に積った雪が頭に降ってきて冷たい。
 七合目を少し時計回りにトラバースして尾根を上がって
行く。先行者がいなかったが途中で単独の山人の足跡に
出会う。
 青空が広がってき、白と青のコントラストが素晴らしい。
白い珊瑚礁の中を歩いているような・・・、雪山は青空が
広がって来ると 素晴らしい光景を見せてくれる。
 県境尾根の白い樹林帯を抜けると右手に鈴北岳の道標が見える。 日本庭園を抜けて福寿草の咲く淵へ行こう。
その前に元池に寄る。ここから御池岳・丸山をみる風景も積雪の世界が見せてくれる素晴らしい光景と云える。
こんなに雪が多いとお花池近辺の福寿草は雪の下だろう。 夕日のテラスでビールタイムとするか。
 13:00西のボタンブチ、大勢の踏み跡があるが・・・、オォっ、福寿草が・・・、咲いているでは。 青空が広がってきているし、
ここで休憩、福寿草が花びらを開き切るまで待つとするか。 ちょっと冷たい風が吹き寒いが 何とかなるだろう。
 早速、この雪山の素晴らしさと福寿草にビールで乾杯。 こんな日に、しかも初御池岳で雪山を楽しめるなんて !! 
鯖の味噌煮缶を温め、餅を焼く。ブラックペッパー入りのチーズを齧りながらのビールが実に美味い。
が、なかなか青空が広がらない。 雪の中の福寿草も花びらを一杯に開くことが出来そうもない、時間もないし 残念だが
出発するか。 天気のいい雪山は実に素晴らしい、そんな訳で歩き回る。
 14:00御池岳最高点丸山(1247m)。 奥の平よりボタンブチを眺め、青のドリーネを眺め、15:25東のボタンブチ。天気が
かなり良くなった。素晴らしい光景を堪能。 時間がない、さぁ 下りよう。 いい天気の中の雪山は魔性が住んでいるようだ、
このまま雪山の中に居たい、だ。
 15:30 白船峠を正面に見ながら腐れ雪の斜面を滑るように下りる。15:50真の谷、200mを登り返して16:20白船峠。 
きょうは大勢の山人が入山したのだろう、雪道が踏み固められ歩き易い。
 17:45白船峠登山口。良き山歩きかな、である。



 ///// H21. 3.  7  (土) 曇一時雪、強風 またまた花追っかけ 藤原岳 坂本谷  //// 鈴鹿北部 //// 
 
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   西藤原駅−(大貝戸)−藤原山荘−天狗岩−頭陀ヶ平−坂本谷−(木和田尾)−白船峠登山口−西藤原駅
////////
藤原岳展望丘を望む

洲浜草

芹葉黄蓮

福寿草

節分草
 昼頃からの青空を期待して花見山歩きに行ったのだが全くの
期待はずれの山行となった。 冷たい風が吹き荒れて我儘な
福寿草は花びらをすぼませたまま、雪まで舞い始め寒い一日
だった。
 8:00西藤原駅に降り立ち、大貝戸の登山口に着くと、何と
既に駐車場は満杯、いよいよ藤原岳花のシーズン到来だ。
二合目の不動尊に安全無事の山歩きを祈願、上がって行くと
節分草の残滓に混じってミノコバイモがつぼみを付けていた。
 風が冷たい、9:20八合目を過ぎてからの北風が容赦なく
体に襲い掛かる。九合目の伊勢湾を見渡せる所には福寿草が
寒そうに花びらをすぼませたまま。
 10:00藤原山荘避難小屋、この付近の福寿草も花びらを
閉じたまま。 冷たい風が吹き狂うカルスト台地を天狗岩へ。
途中の福寿草も花びらを閉じ眠ったまま。 10:35天狗岩。
登山口の駐車場は満杯だったのに出合った山人が少ない。
皆さん あまりの寒さに、避難小屋で休憩しているのだろうか。
 寒さに振るえながら頭陀ヶ平へ急ぐ。御池岳の福寿草を
楽しもうと計画したのだが・・・。
 11:05頭陀ヶ平(1143m) 鉄塔の送電線がごうごうと唸って
いる。
 正面に見える御池岳は雲に隠れ、そして雪が舞い出し、霊仙山も見えなくなった。 写真を撮ろうと手袋を脱ぐと指先がすぐに
痛くなる。 寒い、御池岳は止めて、坂本谷にもぐり花さんたちを愛でながら酒を飲もう。 よく締まった残雪を踏みしめながら 
急勾配の斜面を下りて行く。
 11:30白船峠・坂本谷分岐、 そして坂本谷へ降りる。 風は幾分収まってきたが ここの福寿草はパセリ風に育っている、が
花びらは半開き。節分草は寒さに関係なく花びらを満開。頭上の空は時折り青空を見せるだけで福寿草を満開にするだけの
力はなさそうだ。
 ビールを飲みながら天気の回復を待とう。 秋刀魚の味付缶を温め、ビールをグイッ。餅を焼き、チーズと坦坦風味の春雨
スープ。最後はりんごと熱いコーヒー。
 天気の回復は望めそうもない、下山だ。
 13:15 鉄塔R−201、 マンサクが満開。 途中 何時もの場所にセリバオーレン、激写、ミスミソウは未だ未だ。
 14:40白船峠登山口、 15:15西藤原駅、電車が出たばかり。 洗い場で靴やストックの泥を洗い流し、15:36発の電車で帰路に。
 焼酎の水割りを飲みながらデジカメの中の花を愛でる、しかし きょうは寒かった。



 
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山芍薬
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一輪草
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福寿草
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岩団扇
         
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雁金草
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節黒仙翁


雁 金 草


釣 舟 草
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伊吹小米草
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曙 草
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山荷葉
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山吹草
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片栗
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岩団扇

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