幸彦・・・・・・大船山・・・・・・・・・九重、大分 


///////
H20. 5. 24 & 25  (土、日) 曇後雨、曇 ミヤマキリシマ求め 大船山 /////////九重、大分/////////



              長者原登山口−すがもり越−三俣山−北千里−法華院温泉(泊)−坊ヶツル−大船山−雨ヶ池−長者原 
//// 24日
 11:15
長者原登山口を出発
 12:40 すがもり越
 13:10 
西峰(1687m)
 15:10 
法華院温泉 

25日
 4:55 
出発
 6:30 段原
 7:00 大船山山頂(1,787m)

   休憩

  8:20
  出発
  9:20 
キャンプ場 登山口

10:25  雨ヶ池
11:15 長者原登山口


11:45発のバスで帰路に
        

    ***************************************************************************************

    気圧の移動が遅く、天気回復の目論見が見事に外れ初日は冷たく寒い山歩きとなった・・・

 24日、

 11:15 長者原登山口を出発

   
指山の背後の
   三俣山はガスに隠れている
 

    眼前の三俣山は中腹までガスに覆われ今にも雨が降ってきそうだ。
    林道から登山道に入ると この辺りのミヤマキリシマは今が満開のようだ。 ここがこんな状態だと大船山の山頂のミヤマキリシマは
    満開にはほど遠いのでは・・・

ユキザサ

アセビ

ミヤマキリシマ

    硫黄山から硫黄の匂いが風に乗ってき温泉の匂いだ。
///////
オダマキ
      硫黄山
//////

    ゴロゴロの火山岩の坂を登りきり すがもり越えの避難小屋付近から雨がポツリポツリと・・・。休まずに三俣山へ行こう。

 12:40 すがもり越、三俣山へ  

    監視カメラが見え出す頃から本格的な雨に、そして風も強くなってきた。久住山や大船山などは全くのホワイトアウト。
    実は雨具などは用意してなかったのだ。と云うより雨具を着ても汗で中から濡れて来るので最初から持ってくる気もなかったのだが。
    寒くなってきた。

    途中で引き返そうとも思ったが折角だからと一番手前の西峰(1687m)へ

 13:10 西峰(1687m) 

    
来た証に写真を一枚。
    この辺りのミヤマキリシマや
    マイヅルソウなどは蕾のままだ。
 
    更に雨脚が強くなる、時折り眼下に北千里の白い砂地。
/// ////
    ぬかるんだ道に脚を滑らせながら避難小屋に戻る

 
13:20 すがもり越・避難小屋に辿り着く。
    止むまで雨宿りをしよう。 久住山への山行はパス。6年前の今時分の久住山でも雨にやられ一寸怖い思いをした事を思い出す。
    避難小屋といってもここは天井が有るだけの吹きさらしで寒い。
    約1時間待ったが小雨になったものの止みそうもない。この間2人の山人が通っただけ。
    小雨になったしじっとしていても寒いだけ、出発しよう。小1時間もあれば法華院温泉に行ける。
    小雨の中 北千里ヶ浜を歩く、山の中の砂浜だ。
北千里ヶ浜



    砂浜が尽きると谷間の向こうに草原の坊ヶツルが見え出す。 
    この谷を下ったところが
    きょうの宿泊場所法華院温泉だ。 

  
15:10 法華院温泉、
    早々に受付を済ませると、大部屋に案内される。 個室は既に満室で、きょうは団体が多くてこの大部屋もいっぱい。
    宿泊客は200人以上だろう。 
    濡れた衣類を干して温泉へ。ちょっとぬるいが冷え切った体には温かい。

   17:30より夕食、あまりに大勢なのでゆっくりもできず マグカップに熱いほうじ茶をいれて大部屋に戻り これに焼酎をいれてお湯割り。 
   雨は止むことなく屋根を叩く雨脚が強くなっている。 
   隣り合わせた長崎および東京からの山人と山談議、特に東京の御仁の話にはビックリ、こんな九州にも何度も来たとか。
   海外の山、特にニュージーランドの南島の話は新鮮だった。海外には40数カ国行ったことがあるとか、羨ましい。
   10:00消灯

 25日
   午前4時ごろ目が覚め そして”トッキョキョカキョク”と不如帰のさえずりが聞こえる、雨は止んだのかな?

  
4:55 出発、
   未だ暗いが雨は霧雨状態。

/////

       坊ガツルへ  雨粒(フラッシュで)
   坊ヶツルの板敷きの回廊を通ってキャンプ場へ そして樹林帯の中へ。
   登山口標識の温度計は13℃。
   樹林帯の中に突入すると濡れた草木ですぐにズボンがびしょ濡れ、木に触れると上からばらばらと水滴が・・・、
   あっという間に全身がずぶ濡れに。  それでも寒さは感じない。

  5:55  五合目、 

   雨は止んだが 白口岳から三俣山に
   連なる山並みにはガスが降りてきて
   頂きは見えない、然しながら坊ヶツルの 
   草原の瑞々しさは美しい。
 

        立中山            法華院温泉
   馬酔木の樹林帯の中の登山道は昨夜の雨で沢となって水が流れている。 イワカガミの花が雨滴に濡れて瑞々しい。
  6:30 段原、
   周りはガスでホワイトアウト、この付近のミヤマキリシマはほとんどが蕾状態、一株のみ咲き始め。

ミヤマキリシマ


ムシカリ


イワカガミ
   急坂を登り詰め、山頂の岩場が見え出す頃にはガスがだいぶ晴れだす。

  7:00 ジャストに大船山山頂(1,787m)  
   温度計は10℃、時折り白口岳の頂が見える、晴れるまでビールを飲みながら待つとしよう。 
   そこへ昨夜の東京から見えたKさんが到着、お互いの記念写真を撮る。
   Kさんはすがもり越経由で11:45発のバスで帰ると云うので早々に下山。小生も同じバスだが雨ヶ池経由なので8:30が下山タイムリミット。

   ガスが晴れるまでビールだ、神々しい山の頂でビールを飲みながら旅のお供に買ってきた週刊誌のヌードグラビアのページをめくる。 
   なんだか あの『天の岩戸』の雰囲気、アメノウズメノミコトが岩戸の前で裸で踊るあれである。
   ストリップショーの元祖がこのミコトとも言われ芸能の神様でもある。踊りの賑やかさに お隠れしていた「天照大神」が
   そっと岩戸を開けると明るく・・・
   オォ、ガスが晴れだす!! 
/// ///
三俣山を見る


  白口岳     稲星・久住、 中岳 天狗ヶ城
山頂のフライング気味のミヤマキリシマ

御 池

よし、眼下に見える御池を探検し戻ったら完全に晴れているだろう・・・・。と目論んで戻ってきたが
   左程変わらず、逆にガスがまた出てきた。そこへ団体が上がって来る、静かな宴会も破られたので 
8:20下山開始。
   続々と登山者が上がって来る。

  
8:40 五合目
/////
              白口岳     中岳  天狗ヶ城                   三俣山
  眼下に法華院温泉を見る  
////
ここの湧き水が玖珠川となる


///
ギンリョウソウ
  坊ガツルキャンプ場より  
       法華院温泉    北千里ヶ浜            三俣山
  9:20 キャンプ場 登山口
///
ハルリンドウ


   「坊ヶツル賛歌」を口ずさみながら広々とした草原を歩く、何と気持ちの良いことよ。
////////
            白口岳          坊ヶツルより仰ぐ

////
平治岳
//
大船山

  10:25  雨ヶ池    

ハルリンドウ

ハナボケ

マイヅルソウ

ニシキウツギ

ユキザサ

ベニドウダン
    観光客が雨上がりの新緑の中の散策をしている。 萌黄色の樹林帯から抜け出て湿地帯の木造の回廊を歩く。
  11:15 長者原登山口、 

    残念ながら最後までからっとした 
    天気にはならず。

    長者原の湿地帯から三俣山を
    仰ぐも ガスが降りて来て
    何も見えず。

    売店の2階にある温泉で 汗を流したいが時間がない、やっぱりビールだ。
    食堂で鳥てんを注文し生ビールをグイッ、実に美味い、のである。 壁面の紅葉とミヤマキリシマの九重連山の写真がこれまた実にいい。


  11:45発の日田バスで九重インターへ(12:40着)、 13:19発の西鉄バスで福岡西鉄天神バスセンター(14:52着)


HOME TOPへ 山幸彦のページへ
inserted by FC2 system