幸彦 


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H27.  4. 18  (土)    花見酒、花を追っかけて 藤原岳 孫太尾根  /////////鈴鹿北部///////// 



     西藤原駅−(大貝戸)−八合目−藤原山荘−天狗岩−展望台−藤原展望丘−多志田山−草木−新町登山口−伊勢治田駅  
  7:55 西藤原駅
   9:15 八合目
 10:05 藤原山荘
 10:50 天狗岩
 11:30 展望台
   休憩
 12:30 出発
 
12:55 藤原岳展望丘(1140m)
 13:35 
多志田山(956)
 
14:10 草木(834m)
 14:45 丸山(650m)
 15:25 新町配水上登山口
 16:05 三岐鉄道伊勢治田駅
 16:08 発の電車で帰路に

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藤原展望丘、竜ヶ岳から御池岳の大パノラマ
 今年の4月は天候が不順だ、家庭菜園をやっている方が ”ハルキャベツの半分が根腐れ、ナメクジの被害にあってえらい
目にあった”と嘆いていた。
 明日からまた雨が降ると云う。 さぁ、きょうはイチゲを愛でに行こう、また2週間前にはカタクリの葉が一枚べろりと出して
いたのでイナバウア姿のカタクリにも会えるだろう。
 大貝戸コースの登山口駐車場は既に満車。 九合目辺りのフクジュソウは既に終わり カタクリの葉が一枚出ている。
数は少ないが小さな花の可憐なトウゴクサバノオやヒロハノアマナが咲いている。


シロバナネコノメソウ

トウゴクサバノオ

フクジュソウ
藤原山荘付近では背丈の伸びたフクジュソウが咲いている、福寿草はやはり地面から出たばかりが一番可憐だ。 
イチゲを探しに行こう。 先ずはアズマイチゲに出会う、キクザキイチゲに良く似ているがこの花の特徴は葉が下に垂れていること、
そして花の中心が紫色に帯びていること、と ものの本に書いてあった。 にわか植物学者になる。
 そして次に紫色のキクザキイチゲに、 紫色はこの一株のみだった。 普通のキクザキイチゲ、ミノコバイモにも、でも数が少ない。

 ここ藤原岳の山上の生態系はすっかり変わってしまった。
5、6年前までは笹薮に覆われ、藤原岳展望丘に登るには両手で背丈もある笹を掻き分け 掻き分け登ったものだが・・・
また カルスト台地の方はトリカブトとシロヨメナ、テンニンソウで覆われていたが、最近はトリカブト、シロヨメナが減って来たような・・・
その逆に  ヒロハノアマナは繁殖力が強いのか 今の時季カルスト台地にはこのヒロハノアマナの白い花があちこちに咲いている。


アズマイチゲ

キクザキイチゲ(紫色)

キクザキイチゲ
更に、カルスト台地から天狗岩へ行く途中にはフクジュソウの群生地があったのだが この3、4年で全くその姿が消えてしまった。
アズマイチゲ、キクザキイゲなどの花数も減ってきような・・・ 鹿さんの数が増えてきたがその食害だけでは無さそうな感がする。

天狗岩に寄り 藤原岳展望丘から天狗堂、御池岳に亘る大パノラマを満喫。
ここからは道無き裸木の樹林帯の中を歩く、バイケイソウがいたるところに葉を出し始めている。 谷筋には残雪。 
谷を登り返し がれた岩場に、 ここもフクジュソウが殆んど姿が見えない、数年前には結構あったのに・・・。

 
   天狗堂と天狗岩




 

     藤原岳展望丘を見ながら
藤原岳展望丘を見ながらこの展望台でビールタイムにしよう。
山荘前から展望丘に登る山人の何と多いことか !! 10人、20人程の団体が次から次へと登っている。 展望丘での休憩をと
思っていたが、あの状態では静かにビールを堪能することは不可能だ。 ここは誰もいない、静かなこの場所で休憩、
きょう出会ったお花さん達、素晴らしい風景に 乾杯だ !!
つまみは玉ねぎと秋刀魚の蒲焼を入れて蓋を落として焼く定番もの。それにソーセージ、チーズ、そして餅の磯辺焼き。


天狗堂


御池岳、天狗岩



孫太尾根
藤原展望丘は案の定 山人で一杯、孫太尾根を下り カタクリやニリンソウを愛でに早々に後にする。
孫太尾根を下りるにつれて 裸木も新緑・若葉を身に付けだす、 いい季節だ・・・ !!


ミノコバイモ

ヒロハノアマナ


キランソウ


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シロモジ

ミツバツツジ

タチツボスミレ


カタクリ


ニリンソウ



ヒトリシズカ
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三岐鉄道伊勢治田駅に16:05着、時刻表を見上げると 16:08発の電車が、もう直ぐだ。
酒を買に行く時間も無いので焼酎を割る為のレモン水を自販機で購入。

そしてビックリ、時間通り到着の電車に乗ると 何と 今まで見たことも無いような大勢の山人が・・・
3両連結の電車に 目算でざっと見ても50〜60人程になるだろう。 これまで最高でも10人にも満たなかった気がする。


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