幸彦・・・・・・ 別 山  ・・・・・・・・・飛騨 


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H18. 8. 5 (土)  快晴    別 山 (2399m)、三ノ峰 (2128m)  ///////////// 飛騨 /////////////


               鳩ヶ湯・刈込池登山口−六本桧−三ノ峰避難小屋−三ノ峰−別山平・御手洗池−別山 (往復)

map-bessan05y0731.gif 5:25 上小池駐車場
5:40 三ノ峰登山口
6:55 
六本桧
7:55  剣ヶ岩
8:50  別山・白山見える 休憩
9:35 三ノ峰避難小屋
9:45  三ノ峰(2128m)
10:30  休憩
10:55  別山平、御手洗池
  休憩
11:45 
出発
12:15  別山(2239m)       休憩 12:30 出発
13:00  別山平、御手洗池  休憩  13:15  出発
14:25 三ノ峰避難小屋     休憩 14:40  出発
15:30 ベンチで休憩    16:15  出発
16:30  六本桧
17:45  上小池駐車場

bessan06y0805ontake.JPG 何とも素晴らしい風景とお花畑を堪能できた別山、三ノ峰の
山歩きの一日だった。
昨年はガスと雷雨で散々の山歩きだったが 今回はそのリベンジ、
あり余るものがあったが暑さで途中ばてる。

5時過ぎに出発、六本桧の稜線にでると、たなびくガスの上に
荒島岳、能郷白山の青い山塊が並ぶ幻想的な光景が・・・
ここからの尾根歩きは急勾配の踏み跡があるとは云うものの
お花畑の中の歩きと、遠望ができこれ以上望めないほどの
素晴らしい光景を演出してくれるかのよう、実に素晴らしい。
9:35、三ノ峰避難小屋付近はマツムシソウ、シモツケソウ、
ハクサンフウロ、ヤマハハコなどが咲き乱れ、一大お花畑。
そして御岳、乗鞍岳を遠望できる。

三ノ峰から100m余り下って登り返す、これが暑い上にきつい。
ぜーぜーいいながら別山平の草原に出た時はこれまた絶景。
白山が別山の左側に鯱のように残雪を散らばせて聳えている。
御手洗池の逆さ別山を堪能し、リュックをデポして別山へ。
別山山頂からの光景がこれまた素晴らしい、ここでビールを
飲めばよかったかと悔やむ。実はばてて御手洗池で早々と
ビールタイム。

    *桑名から大垣に出て東海北陸自動車道へ、白鳥で降りて九頭竜湖傍を走って上小池駐車場まで約180km、
      帰路は福井市へ出て北陸自動車道に乗り関ヶ原経由だと約210km、でした。
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  午前2時頃上小池駐車場に到着、車が4台停まっていた。
  車から降り 空を見上げると 満天の星屑、天の川は正にミルキーウェィだ。こんな星空は3年前に岐阜県側から白山に登るときに見て以来だ。
  このまま寝転んで夜空を眺めていたいほど。
  車に戻り、寝酒に缶ビール。フロントから星空を眺めていると10分位の間に流れ星が2つ・・・  
   いい天気だ、山歩きがワクワクする、さぁ寝よう

5時ごろ 目が覚めたが何となく体が重いような、睡眠不足か。
車が3台駐車場へ入ってきた。靴を履いたり山歩きの準備、クーラーボックスから缶ビールや凍らしたペットボトルを取り出してリュックに入れる。
腹ごしらえに おにぎりを一つ頬張る。
5:25 上小池駐車場 出発
5:40 三ノ峰登山口
最初の急勾配の山道を詰めると後は踏み跡のしっかりした樹林帯の中。時折りの風が涼しく心地よい。
すぐにソバナの花が出迎えてくれた。やはり 今年もいろんな花が期待できそうだ。

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ツリフネソウ

そしてツリフネソウ、ヤマアジサイも数は少ないが結構咲いている。
しかしながら去年多かったオオバギボウシが見当たらない。

上がるにつれて道がかなり荒れている、木が倒れたりで道がふさがっている。何日か前の大雨の所為だろう。

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タマガワホトトギス

////bessan06y0805odamaki.jpg
ミヤマオダマキ

去年は見かけなかったタマガワホトトギスとミヤマオダマキに出会う。何とも変わった形のお花さんだ。
道の荒れは尾根の手前がひどい。

そして 六本桧に・・・
急に展望が開け一気に明るさが広がる。追い越された2人の山人が休憩中。
振り向くとたなびくガスの上に単独峰が頭を出し、幻想的な青のグラデーションが広がる。素晴らしい光景だ。
なんと云う山だろうと尋ねると 若い山人が教えてくれた。正面の大きな山塊が荒島岳、左後の山が能郷白山。

6:55 六本桧
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正面が荒島岳、左後が能郷白山

ここからは快適な尾根歩きだ。花も景色も素晴らしい、ただ心配なのは暑さとお日様の光を遮る樹林が無いことだ。そのうえ風も無い。

// bessan06y0805takanenadesiko.JPG
タカネナデシコ

オオバギボウシ
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目の前に剣が岩の大岩とその後に打波の頭(2095m)が塞がるように聳え立つ光景が飛び込んできた。いい景色だとカメラを構えるが逆光で
小生の腕では上手く撮れない・・・、残念。
シモツケソウやアザミ、ナデシコ類が多くなる。

急勾配の山道を登り切ると剣ヶ岩の標識。
7:55  剣ヶ岩
標識には大パノラマ写真が描かれていた。ただしこの光景は更に220m上がった地点から撮った写真という。
ここからの尾根伝いの道は更に花が多くなる。
キンバイソウ、シナノオトギリソウ、ハクサンフウロ、ウツボグサ、ソバナ、ハクサンシャジン、シモツケソウ、マツムシソウ・・・等々

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キンバイソウ

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シナノオトギリソウ

一点の雲も無く 花は百花繚乱、見渡す光景は青のグラデーションが何処までも続く・・・

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8:50  別山・白山見える  
この尾根ルートで初めて白山、別山が姿を現す地点だ、いい景色だ 白山には鯱のような白い斑点が、残雪だ。
三ノ峰も目の前に聳えたち その最高点から右へ下った鞍部が三ノ峰避難小屋のあるところだ。
それにしても疲れたーー、ここには木製のベンチもあるし一休み
休憩
ポカリスウェットをグビっ、おにぎりとバナナでエネルギーを補充。

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初めて白山(左端)と別山が姿を現す


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剣ヶ岩(尾根の突端)から歩いてきた尾根

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ツリガネニンジン

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ニッコウキスゲ

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マツムシソウ

////bessan06y0805simotukesou.JPG
シモツケソウ

///bessan06y0805kugaisou.JPG
クガイソウ

なんとなく 首筋の後が熱いような・・・
タオルをかぶり、その上から帽子を被る。首筋が少し楽になった。風が一寸吹いただけで涼を感じるのだが 風がなかなか吹かない。

9:35 三ノ峰避難小屋
この小屋の周りは正に百花繚乱、マツムシソウ、カライトソウ、ハクサンフウロ、オオバギボウシ、ヤマハハコ、ニッコウキスゲなどが
咲き乱れるお花畑だ。

bessan06y0805sannomine.JPG
避難小屋手前から三ノ峰を仰ぐ

bessan06y0805karaitosou.JPG
避難小屋前から別山を望む

避難小屋には寄らず 先を急ぐ
ここからは乗鞍岳、御嶽山がブルーのシルエットで薄いブルーのグラデーションの上にそびえている、いい景色だ!!

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9:45  三ノ峰(2128m)
bessan06y0805sannomine2.JPG
どこかで見たような標識が
そうだ 鈴鹿の山のあちこちで見た・・・

三ノ峰山頂から別山を見る




////bessan06y0805ontake2.JPG
御嶽山

この三ノ峰から九十九折に下りて行く、鞍部まで1百メートル余り下る。せっかく稼いだ高度なのに勿体無い。

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オタカラコウ

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クルマユリ

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マルバダケブキ

鞍部に下り登り返す、これが疲れた体に堪える。ぜーぜー云いながら一歩一歩踏みしめながら登る、時々前屈みになり両手を膝につき肩で息をするが
この頻度が多くなる・・・。
花がいっぱい咲いているのだが花の写真を撮る意欲も薄れてくる。かなりばててきたようだ。

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センジュガンピ

10:30  休憩
ペットボトルを取り出し水の補給とバナナ。
別山から戻ってきた男性の山人3人、リュックは持たずフリーハンド。
昨夜は三ノ峰避難小屋で一泊して別山へ行って来たと云う。石徹白から登って来た山人と 上小池からの山人。

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ミヤマダイモンジソウ

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ミヤマカラマツソウ

さぁ、出発だ。休んだがやはり足が重い。太陽が照りつける首筋に熱さを感じる。タオルで防御したが左程効果が無い、風が吹いてくれると
有りがたいのだが風は吹かず。
フーフーいいながら別山平の草原に足を踏み入れる。  おぉっ、素晴らしい景色だ!!

別山平到着

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白山と別山

別山平にて

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ニッコウキスゲと白山

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カライトソウと別山

10:55  別山平、御手洗池

よく写真で見かける光景が
目の前に・・・・・

早速 水面に映る
逆さ別山をパチリ。

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御手洗池の逆さ別山

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御手洗池より乗鞍、御岳を見る

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別山平、山の端に荒島岳、能郷白山が見える

 疲れた、素晴らしい光景を見ながら休憩だ。日陰が無いのが恨めしいが。

 休憩
 御手洗池の上に陣取り、池の向うに乗鞍、御岳、 別山平の向うに荒島岳、能郷白山を眺めながら ギンギンに冷えたビールをグイッ
 ウーン、実に美味い。保冷袋に保冷剤と凍らしてきた黄桃缶を一緒に入れて置いたので冷たい。そして冷奴を食す、これも山ならではの
 絶品に化ける。ベビーチーズも実にいい・・・、が あまり食欲が無い。鮭の照り焼き缶とニンニク、荒引きウィンナーを焼いたりと
 準備はしてきたのだが・・・。やはり かなりばてている。日陰があればいいのだが・・・。
 それでもビールショート缶を3缶飲み干す、だいぶ軽くなったろうか。
     
11:45 
出発
リュックはデポし 500mlのペットボトルとカメラ、ストックを持って別山へ。荷物がないとかなり楽チン。

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ハクサンシャクナゲ

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ウツボグサ

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ヤマハハコ

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ゴゼンタチバナ

白山が左手に大きく聳え立ち、振り返ると眼下に先程まで休憩していた御手洗池が、その向うに三ノ峰が見える。

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白山



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眼下に三ノ峰、別山平・御手洗池

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ヨツバシオガマ

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ハクサンフウロ

別院白山神社に今までの無事のお礼と安全登山を祈願し 別山山頂へ
山頂には14,5人ほど山人が思い思いに休憩中。
12:15  別山(2239m)

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白山と三方崩山(右端)を望む

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三方崩山と白水湖

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三ノ峰から別山へ

360度の大パノラマを満喫できる、素晴らしい光景だ。ここでビール休憩すれば良かったなぁ、と勝手なことを思う。
先程まで ばてて早めのビールタイムをしたばかりなのだが。

12:30 出発
途中 写真を撮るのにストックを傍に置く。
急坂を何分か歩いてストックを忘れた来たのに気付くが 取りに戻る気力が沸かない。まぁ いいや、安物だしとそのまま下りる。
13:00  別山平、御手洗池
  休憩 最後のビールをグイッ。 2リットルの水を持ってきたが未だ1リットルあるから何とかなるだろう。
13:15  出発
14:25 三ノ峰避難小屋    
  休憩 冷たい黄桃缶をたいらげる。
14:40  出発
15:30 やっと、日陰のある樹林帯の中のベンチで休憩  下山中なのに休憩を欲するようになる、かなり重症だ。
   でも やはりここは涼しい、ふっと眠りに入ってしまった。
16:15  出発
16:30  六本桧
17:45  上小池駐車場

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